パソコンにココア

ようやく決まったプロバイダー。 ようやく繋がったインターネット。 こんなにパソコンの設定で手間取るとは 思ってもいなかったので、 繋がった時は、泣くほど嬉しかったです。そしてネット開通日から約1ヶ月半くらいたち、 日本の人々とメールのやりとりや 日本のオンライン新聞を読んだりして パソコンライフを大いに楽しんでいたそんなある日。いたっていつもと変わりない平穏な午後、 事件は我家のダイニングルームで起きたのです。 私はココアをチュニジアでは頻繁に飲んでいました。 ピンクのプラスチックのコップで。 牛乳にココアを混ぜて。 おいしいの。ま、いつものようにそのピンクのコップに 牛乳ココアを入れ、飲みながらネットを しようとダイニングルームへとやってきたわけです。その部屋には、先客が2人いて、 一人はパソコンを開いてラブラブメール作成、 もう一人（お嬢様）は、アラビア語を泣きながら勉強していました。 私は、どーも､どーもとか言いながら、 席につきパソコンを立ち上げ、 さて、今日の日本はどうなってるかなとか思いながら 接続ボタンをクリックしました。 当然ADSLとかそんな回線ではないので、 いつもどうり、綱がるまで若干時間ありました。 だからね、大好きな牛乳ココアを飲もうと思ったんです。 ここまでは、いつもとかわらない日常だったのに。 でも次の瞬間、私の手がなぜかいきなり力を失い、つるっ。 ばしゃっ。がたん。たらたらたらたら・・・・・。・・・・・・・。 ・・・・・・・・。・・・・・・・・・・・・・・。（放心する私） （放心するラブラブメイルを書いていた横の人）そしてお嬢様。 「早く拭いたほうがいいんじゃない？」と、お嬢様の冷静な声で我に返りました。 私　「きゃああああああああああああ〜！」 横の人　「うおおおおおおおおおおおおお〜！」 見るとノートパソコンのキーボードの上には 私の大好きな牛乳ココアが散乱しておりました。「どどどうしたらいいの？」 すっかり気が動転している私とその横の人。お嬢様はたんたんと 「まずパソコンを終了させて、拭く、ひたすら拭く」 「とにかく、乾燥させなくちゃね」と言っておられました。 私は、一生懸命拭き、乾かしました。そして、再度電源ON。画面真っ暗。むかついて、キーボードを適当にたたく。反応なし。「あっ！もう。そんなことしちゃダメじゃん。」 「画面暗い時は、何も押さないで待ってよ！」 とお嬢様に怒られてしまい、再度挑戦。 待っていると真っ暗な画面から、がりがりと音を立て WINDOWSの画面へ進み 何とか頭はいかれなかった模様。 ほんとね、ほっとしました。 泣くほど、ほっとした。しかし、メール作成しようとして気がついた。 恐ろしくキーボードがいかれやがる。 かなり、どうしようもなく狂ってる。まず６を押すと、「ｙ６」とでる。 ｙを押しても、「ｙ６」とでる。 とにかく、色んな文字が出る。で、お嬢様に相談したら、 「じゃあパパに聞いてみる」と言ってくれました。 お嬢様のパパは、パソコンに詳しい人なのです。 で、パパにチュニジアから電話。 パパは「拭くしかないね」とさらりとしたコメントを下さいました。 とにかく、拭けと。ひたすら、拭くんだと言っておられました。 私は、キーボード、一つ一つをはずし 少量のお水で洗浄しながらひたすら拭きました。 その結果ね、キーボード8箇所くらい狂ってる他は直りました。 さすがお嬢様のパパ、有難う御座います。このことで学んだことは、 パソコンする時は、食うな飲むなってことですね。 実は今なお、そのPCを使用し このHPを作っているのですが、ブラインドタッチが おかしくなってしまって、普通のが打てなくなってしまいました。 だってさ、「ｒ」は打てないから「ら＝ｌａ」で打つわけなんですよ。 普通のＰＣだったらｌａは小さい「ぁ」になるでしょう。 ＰＣもおかしいけど、私までもおかしくなってしまった事件です。 2003　2　13