騒音騒動
私たちの家の横は、大家の親戚が住んでいた。
そして、上は誰が住んでいるのか知らないが、
下には、おじいさんとおばあさんが住んでいた。
そして、斜め下には、日本人?が住んでいた。
(後にわかるのだが、彼はオランダ人)
だから、このマンションは3階建ての
6つの家で構成されていた。 そして、入居して停電騒動で
さっそく隣に迷惑をかけた後は、
下にも迷惑をかけた。
私たちの、お決まりである。こんこんこん。
こんこんこん。誰かが部屋をノックする。
恐る恐る出ると、
そこにはチュニジア人のおじいさんが立っていた。どうしたの?と聞くと、
どうやら苦情らしいことが推測される。
3人で、おじいさんを少しばかり観察。
言ってる言葉は、ほとんどわからないが、
ジェスチャーでなんとなくわかる。私たちは、部屋を模様替え、整理、掃除するため
何も考えず、ベットや家具を部屋中引きずりまわしていた。
石造りの床は、おそらく下に響くのだろう。「うるさくて、寝れんわ!」と、推測なのだが
どうやらじいさんは、怒っているのだ。
日本ならすぐ言葉がわかってむかむかするが
理解するのにあまりにも苦しんだため、
お互い冷静に話し合えた。そして、私たちは、「サマハニ」(ごめんなさい)といい
なるべく静かに物を動かすように努めた。
だけどその後も、2、3回怒られたかな・・・・。水漏れしたときは、じいさんちまで連行され、
言葉が通じないせいか、
「これを、見てみろ!!」と言われた。そんなこと言われても・・・・・
その頃には、私たちは随分チュニジアにも
なれていたのでオロオロなんてしない。
へえ〜っていう感じである。水は、風呂場から漏れており、
私たちにはどうすることもできないので、
大家に来てもらい治してもらった。さすがに最後の方は、
私たちだってちょっとアラビア語が
理解できるようになっており
実は、このじいさんもばあさんも
偏屈だったのかも?と
思ってしまった。言葉がわからないというのは
ある意味人間関係が上手くいく場合もある。
 
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