アリー家の皆様
ご無沙汰しております。お元気ですか?
アリー。サルマ。ラ−イド。
別れる時、思いっきり泣いた。
一生、忘れられない友との出会いと別れのお話。
 
1 アリーとの出会い
アリーと出会った日は、
私達がチュニジアに降りた日と
同じ日です。 私達3人は、最初チュニジアに来て家がなかったため、
ホテル住まいでした。アリーは、そのホテルの従業員だったのです。
アリーは、私達に興味を持ったのか、
片言の英語で話し掛けてきました。
しかしながら私達は、日本語以外は話せません。
だから、アリ−の話すなまり英語も、あまりわかりませんでした。
だけど、アリーはそんなことお構いなしに
私達に会えば必ず挨拶をし、
話し掛けてくれました。
2002 9 11
 
2 アリーの秘密
私達は、毎日朝食をホテルのバイキングで
とっていたため、毎朝アリーに会うことは
絶対的なものでした。
アリーは、お茶を入れに行く私の後をついてきて
「あの子は、彼氏がいるの〜?」と
聞いてきました。(アラビア語&英語)
「いますとも。はい。」
アリーはとてつもなく、非常に、残念がっていました。
だけど、事実は事実です。
私 「でも、アリーは結婚してるんでしょう?」
アリー 「僕は、してないよぉ〜」
私 「へえ〜。してないんだ・・。でもあの子は、無理だね。」
そう言っていたのに
奥さんがいたんだよね、アリー?
子供もいたね。
2002 9 20
 
3 お別れ
ようやく、ようやく
私達の家が決まり、
1ヶ月住んだ、ホテルを出て行くことになりました。
アリーともお別れです。
コミュニケーションがいまいちとれていなかったけれど、
いい人だったし、優しい人だったし、
友達って感じでした。
アリーが、朝食の時に、
私達のテ−ブルにきました。
「新しい家の住所教えてよ。あ、電話番号も」
「・・・・・・」
3人は、悩みました。
どうする?
この人いい人なの本当に?
住所とか教えちゃっていいかな?
危ないんじゃない?
どうなんだろう・・・。
悪人には見えないし・・・。
どうしよ、どうしよ、どうしよ・・・。
私 『ええやん。教えたりーや。』
と、また私の好奇心がそんな言葉を発し、
アリーに住所を教えることになりました。
ホントの友情の始まりです。
2002 9 20
 
4 カフェ
アラブ世界といえば、
カフェの男性達が印象的ですね。 女性だけで、それも日本人の私達だけでは
抵抗があり、行けなかったので、
アリーとホテルの従業員の女の人と
マクハ(カフェ)に行きました。適当にアリーが頼んでくれて
アラビアンコ−ヒ−を飲みました。細かい粉がコップの下にたまっており
何とも飲みにくいものでした。
えらい小さいし、コップ。そして、テ−ブルの上には
大きなコップに水。何で、水なん?
なんなん、この水は?コ−ヒ−を飲んだら
胃が痛くなるから
コ−ヒ−飲んだあとは水を飲むんだよ。もしくは、コ−ヒ−はとても甘いから
口の中をさっぱりさせるために
水飲むんだよ。と
言っていた気がします。へえ〜。
でもこれ水道水?
どうしてテ−ブルに一個なん?わからないことばかりだね、アリー。
やっぱりカフェは、おっちゃんばっかりだね、アリー。
2002 12 2
 
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