なぜ、アラビア語を専攻したのか?
この学科を専攻した人は、
アラブに興味があったり
イスラムに興味があったり、
イスラム美術や文化に興味があったり、

それなりに皆、理由を持っていました。
(最初はね・・・)
私はというと・・・・
1997年 冬頃私は15年ほどピアノを練習してきたため
迷いなく音大を目指していました。しかし、事情により音大に行くことができなくなり、
進路変更をしなくてはいけなくなりました。
だけど、私自身ピアノを捨てきれず、
少しでもピアノを活かせる学科がいいと思い、
小学校の先生なろうと
ある大学の教育学科を受けました。そして教育学科の試験を受け、帰ろうとした時、
その大学の教授であろう人と話をしました。先生 「何の学科を受けたんですか?」
私 「教育学科です」
先生 「そうですか。アラビア語学科もいいですよ」
私 「!?アラビア語。何ですか、それは?」
先生 「******* 」
私 「え?何て言ったんですか?」
先生 「・・・それを勉強するんですよ。では、頑張って下さい」
私 「はい、失礼します」こんな感じの会話だったと思います。私にとってとても印象的で、
教授との会話は短かったけれど、
私は、知らない世界への
好奇心と興味とに
心、惹かれました。心、奪われました。
私はこの時、初めて
アラビア語という言語があることを知りました。
家に帰って、大学のパンフレットを見直すと
アラビア語学科があり、
さっき話した教授が載っていました。
私は、教育学科の試験に見事に落ち、
その大学の最終試験を、もう一度受けることになりました。第一希望 教育学科
最終試験なので第二希望を書く欄があり、
第二希望 アラビア語学科
そう、書きました。
3月、合格発表があり
また教育学科に落ちました。だけど、だけど・・・
アラビア語学科には、
受かっていました。高校の皆には、
そんな学科行って、どうする気?
と言われましたが、
皆、私らしい学科だとも言っていました。私は、合格発表をスキー場の上で知り、
ゲレンデで滑りながら
アラビア語学科に行くことを決意しました。
だから、私がアラビア語学科を専攻した理由は
教授とあの時出会い、話したからです。

2002 9 11
 
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